ペットとマンションライフ

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「マンションだから、団地だからダメ」という制約は少ないほど良いと考えています。一定のルールの中でならペットを飼ってもよいとなれば、集合住宅生活での制約が一つ減ることになります。


ペットのにおいや鳴き声を心配

まずは、ペットの習性を知り、建物の条件も考慮して、ペット選定や飼い方を工夫することです。
「しつけ」はペットの問題では多いようです。むしろ飼い主である人間のマナーの問題です。

ペット可に規約を変えた所では、どんな努力をしたのでしょうか。

 N団地では、ペットに賛成、反対、中立のそれぞれの立場にいる人を集めペット委員会を立ち上げて検討しました。ペットクラブを作ってペットとの共存のための工夫を重ねました。ペット講座も開き、獣医や犬の訓練士、保健所職員に参加してもらい、ペットの習性について学習会を開催しました。
 総会では240戸中「反対0、保留2」で承認されました。保留した次期副理事長候補が「個人的には時期尚早だと思うが、決まった以上は議決に沿って努力します」と発言した時は、成熟した民主主義の姿を見た思いでした。


規約をペット可に変更する前に

まずはペット委員会を作り「飼うとしたら、飼育のルールはどうすればよいか」を検討し、飼うための厳しいルールを使用細則案にまとめます。総会には規約変更案とともにその使用細則案も提案するのが良い方法です。
 使用細則もなく規約だけをペット可に変えると、「規約では飼えることになったのだから、うるさいことを言うな」となって、使用細則の論議ができなくなります。
 最近は、いろいろな設備もそなえてペット可を売り物にする新築マンションがあり、飼育を認める所が増えています。私たちマンション管理士も愛玩動物飼養管理士の勉強をしています。
 ペット可は大きな流れですから、あなたの所でもペット飼育について検討を始めてはどうでしょうか。

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