住民派『マンションエイダー』

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2000年にマンション管理士の資格が誕生したときに、役割がどんなものかを図示しました。
マンションを外部からサポートする「エイド(Aid)」人という言葉と一緒にした名称が「マンションエイダー」です。
「マンションエイダ―養成講座」を国の助成金を受けて開催したことがあります。
 
「体験」は集合住宅に住むことです。「所有」をして、役員を「経験」すると運営の苦労が分かります。援助する人「マンションエイダー」には深い専門性が必要で、自分にその知識などがなければネットワークで力バーします。

「エイド(Aid)」とは助ける、(…を)手助けする、手伝う、(…を)援助する

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支援をしてくれる人を選ぶ「リトマス試験紙」

①生活の場としてマンションをとらえる感性
「資産の管理」だけでなく、居住者の生活の器であるマンションで住まうことを通じて「生活の向上」をすすめること。
②何千万もの買い物をするのに瑕疵があるべきではないという権利意識
 欠陥は許せないと住民・管理組合と一緒に考えられる意識をもっていること。
③住民のSOSをとらえるオールチャンネルのアンテナを高く掲げている
 マンションでの問題は様々。必要な専門性も他の方々に支援を求めつつも、住民の悩みはまず受け止めようという姿勢があること。
④広く学んでいる
 多様な問題に対応するために自分自身の各分野での知識を増やす努力をしていること。
⑤発信をしている
 マンションを高めていくことは住民を高め、同時専門家の向上も大切。この両方の向上を考えれば、自分の到達点を発表し、交流し、裾野と広げ、頂点を高くしていくための努力をし、そういう場を積極的に作り出していること。
⑥地域に根付いている
 遠くであれば、時間のロスも多いし、地域的な条件や補助金などの自治体の制度への知識に差が出るので、近くのマンションの仕事が多いのは自然のこと。地域に積極的に働きかけをしていること。
⑦民主主義のよって解決を目指している
 民主主義とは多数決でものごとを決めていくことを指すのではなく、一人一人を大切にすること。
管理組合の中で意見が対決した場合でも、反対派は反対するだけでなく対案を用意し、多数派は少数派に時間と資金の提供するくらいの度量をもつように導くこと。
⑧メーカー・施工会社・デベロッパー・管理会社・行政から自立している
 マンションの問題は様々な原因がある。それらを作り出している分野と接近しすぎては解決できるはずがない。協力関係は持ちつつも業務上で自立することがどうしても必要。

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