Q&A 水漏れ修繕は誰に

Q 築30年のマンションの住民です。下階の住戸からの指摘で水漏を起こしたことが分かりました。
 私のマンションでは、管理組合や管理会社が水漏事故には関与せずに、事故の当事者が処理をしています。広告のチラシが入っていた会社に電話をしました。
 すぐに来てくれましたが、圧力試験をして、漏れている箇所があるというが分かりましたが、これ以上は対応をできないと元栓をだけを締めて帰ってしまいました。
 水道を使えないのは困るので、違うチラシの会社を呼びました。2回目の会社は台所の流しの下を見て「排水管」からの漏れを見つけて直してくれました。
 使い始めると下階から、苦情が来たので、今度は地元の水道屋さんを探して来てもらいました。ようやっと直りましたが、これでは困ります。来年は理事が回ってくる番ですので、何らかのルールを作りたいと思います。

A 管理組合としては、管理会社がもっとしっかりして欲しいと望みつつも、自らも考えておかなければならいでしょう。
 水漏は水道系統だけでなく、建築の防水切れや結露水などの例もあります。
 現象を検討して、今までの事例や経験を合わせて検討をしていくのですが、居住者が積極的に協力することで調査は進みます。
 管理組合として事故対応マニュアルをつくっておくことが必要です。マニュアルは後半では今回の経緯から考えられる対応と専門家の連絡先などを添えると同時に、対応・技術・費用などの事故時毎の評価も付けてあると、参考になると思います。
 対応をして欲しい専門家ですが、なるべく近くの小さくとも真面目な専門家が見つかると良いですね。
 対応が良ければ、また頼みたいですし、専門家にも頼りにしているということを伝えて、うまく成長してもらい、継続的に仕事が取れる対応してもらう。そういう専門家に育ってもらうことが良いのではと思います。地元の水道屋さんが数人で組織をつくって24時間受付OKの対応をしてもらうことは可能だと思います。専有部の細かい仕事で信用を得て、大きな仕事にも仲間と一緒に取り組みたいという専門家を育てたいですね。

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