Q&A 省エネ改修

Q 築38年、11階建て、45戸のマンションの理事長です。窓やサッシの性能が悪くて、寒いことを何とかならないかという声が出ます。大きな通りに面しているので騒音も相当です。
古いマンションでもサッシの交換で改善ができるのか、また知り合いのマンションでは国の助成制度が使えたと聞きました。

A サッシ周りで寒いのは、機密性と断熱性が必要とされている性能と合致していないためです。
 新しいサッシにできれば気密性能も高いので、すきま風も入りにくくなります。それだけに台所のレンジフードなどを運転させても、違うルートで空気を入れないと排気する量が落ちます。給気口を開ければバランスはとれるのですが、冬では寒くなり過ぎてしまいます。新鮮空気は入ってきますが、熱は一定に保たれるのが冷暖房の熱エネルギーを排出せずに換気のみを行う省エネルギー装置があります。「ロスナイ」という商品名が有名ですが、暑さ寒さ対策の性能を落とさないためには有効な設備です。既存サッシを使いながらであれば、厚手で開口部幅より大きく余裕のあるカーテンを床にも隙間なく使用することが良いと思います。丈夫にはカーテンボックスがあると良いですね。カーテンは隙間風対策とガラス窓などの熱の透過を防ぐ効果があります。
 サッシの障子(動く部分をこう呼びます)のガラスだけを交換する方法もあります。
 サッシが交換できなければ、シで費用対効果は良いです。
 熱の伝いやすさを示した熱伝導率はガラスを「1」とすると、コンクリートは1.6,鉄は84,アルミは237,木や樹脂は0.2,空気は0.024です。空気は対流をさせないで細かく固定化したときの場合です。コンクリートはガラスよりも熱を通しやすいので、うちかそとで、断熱をしないと熱環境は厳しいです。
 今度は助成金のことですが、国の施策にあった形で、大がかりな助成制度もありますし、手軽に使える制度もあります。内外の断熱やサッシ、ドア、冷蔵庫の交換なども含めてのなどに助成金があります。エコポイントもつきますので、有効に使いましょう。
 部屋が寒さを解決したいとすれば、調査でかなり判断がつきます。図面や温度計などで調べることもできますが、赤外線をつかって、温度を可視化できる「サーモグラフィ」があります。

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